サービス一覧

きもの工房 扇屋で主に取り扱っている着物修復サービスの一覧です。
しみ抜き、洗い張り、仕立て等お客様のお着物に最適なお手入れをご提案いたします。お気軽にお問合わせ下さい。

    しみ抜き

    染み抜きは、どの作業を始めに行うかがとても大切です。
    作業や薬品の使用順番を間違えるとシミが抜けなくなるばかりか、生地を傷めてしまいます。
    たとえば、着用時の食べこぼし、ワインやコーヒー、泥ハネ等の水性の染み等をご自分で応急処置をされる際も注意が必要です。おしぼり等で叩くように処理すると、生地が擦れ、染みや輪ジミを広げる原因となります。口紅やインク等の油性の染みには、ベンジン等の有機溶剤が有効ですが、有機溶剤も数多くの種類があり、溶剤の使用順序を間違えると生地の中で固まり落ちなくなる物もある為注意が必要です。

    きもの工房扇屋では、着物専門の修復職種である染色補正技能士の技術により生地や染めの状態を見極め最適な方法で「染み抜き」「修復」を行います。
    着物や帯など和装品を主に修復しておりますが、シルク生地の洋服などの染み抜きも得意としております。
    「染色補正技能士」とは着物の染み抜きの専門家として厚生労働省が唯一認めている国家資格です。

    扇屋 新富町店では、染み抜きのお見積もりを即日いたします。
    お急ぎの場合は新富町店へお問い合わせ下さい。

    しみ抜き

    染みの種類には、抹茶やファンデーション、泥など粉末状の物の「付着」・醤油、ケチャップ、口紅、血液などの「吸着」・接着剤などの「粘着」・ボールペンのインク、コーヒー、ワインなどの「染着」・時間の経過やカビにより黄ばみとなってしまう「変色」があります。
    着用時の食べこぼしのシミにはタンパク質を含むものが多くあります。また、血液や墨もタンパク質を含んでいます。ご自分で処理する上で気を付けなければならない事があります。

    タンパク質は約60度以上の熱が加わると固まる性質があります。このシミがついたままの状態で、ドライヤーやアイロンでのプレス等で熱を加えると大変落としにくい染みに変化します。ご自分で固まった染みを落とすのはほぼ不可能となるため、熱を加えてはいけません。
    何故なら、着物生地の多くは絹糸を使用しています。絹糸の原料は蚕から作られるフィブロインというタンパク質ですから、タンパク質の上にタンパク質がついて固まってしまうと、染み抜きが困難なだけでなく生地を傷めてしまう恐れがあります。扇屋では、このタンパク質を分解する酵素を使い分け、生地に負担をかけないようにシミを抜いていきます。

    油性の染みはベンジンを使い落とす事も可能です。とくにファンデーションは作業方法を知る事で簡単に落とす事が可能です。詳しくは「着物しみ抜き教室」で説明しております。

    水性の染みは水を使用しますが、私たちが染色補正技術取得の修行をはじめた際も、ベンジンの使用が身に付いた後に教わる難しい技術です。輪ジミを作る原因ともなりますのでお勧めしません。

    きもの工房扇屋では、着用時の襟の汚れやファンデーションなど「付着」染みはご自分で、それ以外の染みは専門家である私たちにお任せいただきたいと考えております。
    着物全体に浮き出てしまった黄ばみ、無数の染み、友禅のにじみ、金の変色、など染みの種類は一点一点異なります。染みの種類だけでなく、生地の種類や染色方法、製造方法もそれぞれ異なるため、修復方法は着物によって変わってくるのです。扇屋では大切なお着物を長くお召し頂ける様、一級染色補正技能士の資格を持った専門家が、それぞれの着物にあった修復方法をみつけます。30年以上前についた時間が経った古いシミ、他店では落としきれない染みも、あきらめずにぜひ一度扇屋にご相談ください。

     
  • 友禅のシミ抜き作業
    友禅のシミ抜き作業

    口の横にあるシミを抜く際、友禅の染料も落ちてしまいます。予め柄の写真を残し、しみ抜き後に描きなおし修復します。

  • 刺繍の中のしみ抜き作業
    刺繍の中のしみ抜き作業

    赤い色素を抜く作業です。刺繍はデリケートな為、細い筆を使い他に薬品が付着しないように細心の注意を払います。

  • 汗洗い

    着物に汗の成分が残っていると、変色や黄変染みになる原因となります。

    丸洗いでは水を使用しないため、水性の汗汚れを落とすことができません。 また、汗染みは霧を吹きかける位では完全除去できません。

    汗洗いとは、脇や帯下など汗を吸っている箇所にエアーブラシを使い細かい霧を吹き掛け、汗が浮いてきたのを確認し『超音波洗浄機』により汗の成分を洗い流します。その後部分仕上げをし、風合いを整え作業完了となります。

    衣替えのお手入れの一環として、丸洗いとの併用をお勧めしております。

    金落としと金加工

    現代の着物は、主に樹脂を使用し金加工されています。

    しかし、数十年前の着物には樹脂ではなく糊を使用して制作された着物があります。この糊は水溶性で、年月が経つと硬化し生地を弱らせる原因となります。

    このため、早い時期に糊を洗い落とし樹脂と差し替えることをお勧めしています。

    糊を洗い落とすと言っても、水で洗うだけでは落としきれません。糊の成分を分解する薬品を使用して完全に分解し洗浄します。その後、金粉を混ぜた樹脂に置きなおす・フィルム金を圧着させる等の作業により修復していきます。

     
  • 金樹脂の修復作業
    金樹脂の修復作業

    防虫剤のガスにより帯で使われていた樹脂が溶け、間に挟まれた和紙が接着された事例です。
    生地を傷めないよう慎重に和紙を取り除き、柄の剥がれた箇所には金加工を施しました。

  • 古い金加工の修復
    古い金加工の修復

    黒カビが原因で金が変色してしまった事例です。
    黒カビを洗い落とした後、金加工により柄足ししました。

  • 金箔の修復作業
    金箔の修復作業

    樹脂により張られていた金箔が、経年により剥がれてしまった事例です。
    金箔が剥がれた部分に箔を貼り直し、元の輝きを取り戻しました。

  • 柄足し

    身幅を広げ柄が合わなくなった時や、オリジナルで柄を付け加えたい時などに、友禅をさして柄を追加することができます。

    また、金加工や刺繍を加えることもできます。生地や色、柄を見てアドバイスさせて頂きますので、お気軽にご相談ください。

     
  • 友禅の柄足し作業
    友禅の柄足し作業

    縫い合わせたところで柄(花)がとぎれていため、それらを繋ぐように友禅をさし、金加工しました。

  • 絞り染め直しの作業
    絞り染め直しの作業

    絞り染めの一部分が染まっていない為、その部分だけ染めました。

  • 友禅直し

  • 友禅直し作業
    友禅直し作業

    友禅の糸目がはみ出したことで、その部分だけ染まらず白く残ってしまった部分を、染料を使って染め直しました。

  • 擦れ直し

  • 擦れ直し作業
    擦れ直し作業

    帯を締める際にできた白い擦れを、染料を使い染め直しました。

  • 裄消し

    袖の長さだけが短くてサイズが合わず裄出しをされる場合は、一緒に裄消し(筋消し)をお勧めします。

    仕立ててから永く時間が経っている着物や何度か着られた着物は、縫い目が汚れたり焼けている事が多いためです。

    まず袖と身頃の縫い目を解き、生地を伸ばした後汚れを洗い落とします。

    縫い込みを境に今まで表に出ていた生地が色焼けている時(色褪せ)は、身頃と袖の色を合わせるため焼け直しを行います。色を合わせましたら、解いた箇所を縫い合わせ仕立てます。

    裄出しは、解く前に縫い込みの生地がどれくらいあるかを確認してからの作業となります。また、色焼けがあるかは実際に着物を解いてみないと分からないことが多く、お見積り時では判断しかねるため、追加作業となることが多いです。

    カビ落とし

  • カビ落とし作業
    カビ落とし作業

    友禅の中のカビを落とし、漂白したのち薄くなった色を染め直しました。

  • 焦げ落とし

  • アイロンの焦げ落とし
    アイロンの焦げ落とし

    生地が弱っているため、状態を見ながら生地に負担を掛けないようにしみ抜きします。

  • 色ヤケ直し

  • 色ヤケ直し
    色ヤケ直し

    辻が花の着物が、日焼けにより変色してしまった事例です。失われた色のみを染め直しました。

  • 地直し色かけ

  • 地直し色かけ作業(淡色)
    地直し色かけ作業(淡色)

    縫い目左右の染め濃度が違う為、薄いほうの生地を染めて色を合わせました。

  • 地直し色かけ作業(緑色)
    地直し色かけ作業(緑色)

    衿の色が変色した為、無くなった色を染め直しました。


  • しみ抜き 料金

    着物のしみや状態により、一括りな価格は設定しにくいのですが、作業にかかる時間を基準に適正な料金を頂いております。
    きもの工房扇屋では、修復に必要と思われるプランとお見積りをお伝えし、ご納得頂いた上で作業に掛かります。

    ※お客様の大切なお着物をお預かりする事は、染色補正技能士(着物修復の専門家)として大変幸せな事だと思っております。持ち得る技術を最大にいかし修復する事をお約束致します。しかし、シミや汚れが現状より綺麗にならない(全く変化が無い)場合、当店の判断基準により染み抜き代金の一部を返金いたします。

    しみ抜き 一箇所500円~
    *めやす3×3cmを1箇所として500~3,000円の作業内容となります。

    作業内容 料金
    しみ抜き 500円~
    衿洗い+袖口洗い
    *比翼付きは1,000円増し
    (衿汗は含まない着物診断は無料)
    3,000円
    しみ抜きおまかせプラン

    ご予算の範囲内で、お顔周りや上前など目立つ所のみを重点的に染み抜きするおまかせプランです。
    (しみ抜き箇所は当店にお任せいただきます)

    ◆おまかせしみ抜きプラン 10,000円~

    ご予算に応じ、「○○円位までで直したい」「丸洗いもお願い」等のご要望にも対応いたしますので、お気軽にご相談下さい。

    作業内容 料金
    ・おまかせ目立つしみ抜き
    ・着物診断(料金内での作業となります。)
    10,000円~

    丸洗い(生け洗い/オゾン洗い)

    「丸洗い」とは、生け洗い、京洗いとも言われる着物のドライクリーニング加工です。
    扇屋の「丸洗い」はベンジン等の有機溶剤を使用し、着物を傷めないように生地目を考え手作業により汚れた部分を洗った後、殺菌・消臭効果の高い「オゾン」を使用してドライクリーニングを行います。

    衣替え時の季節のお手入れ、洗い張り迄のコストを掛けたくない方、油性の染みが多く見られる着物、長期間箪笥に仕舞われ、湿気やカビによる古い臭いが染み込んだ着物などに有効です。丸洗いの後も臭いが残る場合は、高濃度オゾンによって消臭します。
    「丸洗い」の重要な点は、ドライ溶剤の管理です。水分や石鹸を含んだ溶剤で着物を洗うと、色泣きや仕立てが狂う可能性があります。
    扇屋では、ドライ機の中から極力水分を排出し、洗剤を入れずに洗います。これは着物専用の機械だからこそ可能な作業です。ドライ溶剤の中には溶解力が強く着物生地に負担を掛け弱らせてしまう物もあります。

    また、丸洗いをした後にドライクリーニング特有の臭いが残る物もあります。扇屋では、さまざまな種類のある溶剤の中でも着物に合う最高品質のものを使用しています。
    乾燥はドラム乾燥機を使用せず、室内(暗室)にて着物用ハンガーを使用し行います。この様に扇屋の丸洗いでは手間を掛けることによりきものに負担を掛けず仕上げる事ができます。
    振袖や留袖、訪問着など着用頻度の低い着物は、シミ抜きと合わせて丸洗いをしてから保管する事がお勧めです。

    着物のドライクリーニング

    着物のドライクリーニング

    丸洗いの料金は各店舗により異なるのは、使用する溶剤に理由があります。溶剤には数多く種類があり、その原価格は1Lあたり93円~183円と幅があります。(2010年12月調情報)
    その違いは、丸洗い後に独特の臭いです。
    有機溶剤の独特の匂いが着物に残っていたら、イコール着物から溶剤が完全に抜けきっていないということですので、安い溶剤を使っていることが考えられます。一般的には芳香族5.0を使用するようですが、当店は0.1の最上クラスを使用しておりますの で、丸洗い後の臭いは殆どありません。

    仕立てが狂う、風合いを損ねる可能性

    水分を抜く

    丸洗いをすると仕立てが狂うと言う話を聞きます。
    この原因はドライ機械内にある水分が原因です。
    扇屋では水抜き剤を使うのではなく、吸水素材の生地を機械に入れて、毎日徹底的に水分を抜くことで、着物の風合 いを損ねないよう配慮しております。
    この作業で一番重要なのは、溶剤の管理です。

    汚れた溶剤で洗うと、落としたはずの汚れが再び着物に移ってしまいます(逆汚染と呼ばれる状態です)。そのため、同じ溶剤の連続使用は行いません。
    そのほか、使用する溶剤やその配合にも配慮しております。例えば、油脂溶解率の高い溶剤を使用すれば汚れが綺麗に落ちますが、生地が痩せたようになってしまいます。また、洗剤を入れることにより汚れが落ちやすくなりますが、ネ トッとした手触りになり、丸洗い後にベンジンを使うと輪ジミになります。洗剤の量が多いと着物に洗剤が残ったまま洗 い終わる事になります。
    これらも溶剤管理の大切なポイントと考えております。

    オゾン洗い

    オゾン洗い

    扇屋の丸洗いは基本オゾンを混ぜた溶剤を使用して洗っています。

    食品の殺菌等にも使用されるO3(オゾン)です。
    カビや尿素の分解に効果を発揮し、残留しません。

    しかし、オゾンは酸化力が強く、着物の製造状態により使用しない方が良い場合もあります。
    この見極めが大切です。

    そのため、2台の機械を使い分けての作業しております。

    乾燥方法

    乾燥方法

    着物の染料はとてもデリケートですので、天日干しすることにより変色の可能性が高まります。ですが、コストの関係で乾燥を天日乾しに頼る業者もあります。
    扇屋の丸洗いは、光を遮断した室内で、32~33℃で一定に温度管理した状態で自然乾燥させています。

    丸洗い(生け洗い) 料金

    着物は解かず、有機溶剤によるクリーニングから仕上げまで含みます。
    (乾いた蒸気の)←削除 特殊なアイロンで、生地にあたり(アイロンの熱などにより生地が潰れ白く光って見えること)を出さず、ご着用時の皺(シワ)も薄くなりすっきりします。

      料金
    長襦袢 5,500円
    名古屋帯 5,500円
    袋帯 6,000円
    長羽織 ・ 羽織 ・ 道行 6,500円
    長コート ・ 雨コート 7,000円
    無地・小紋・紬(大島・結城) 7,000円
    喪服 7,000円
    付下げ 7,500円
    訪問着 8,000円
    留袖 ・ 色留袖 ・ 振袖 10,000円
    その他 ご相談ください

    汗洗い 料金

    汗洗い+部分仕上げ

      料金
    両脇の汗 4,000円
    背中 4,000円
    その他 1か所につき 2,000円~

    洗い張り

    着物をほどき反物状態に戻してから水洗いを行います。洗い後、湯のし作業により幅を整え風合いをよみがえらせます。
    黄ばみの染みの原因のひとつは、着物に生えてしまったカビです。カビは温度と湿度の条件が揃うと急速に繁殖します。着物に付いたカビは根を生やし、固くなり、変色します。固くなりはじめた場合は、「洗い張り」が有効です。
    一般的な「洗い張り」は一度だけ水洗いをしたのち、湯のしという熱を加えて行う幅出しの作業で終了ですが、扇屋の洗い張りは、多い時で3回水洗いします。一番目の水洗いはシミを落としやすくするための下洗いです。
    そののち、染み抜き→水洗い→染み抜き→水洗い、というように、水洗いと染み抜きの作業を繰り返します。これは生地を傷めないように状態を確認しながら少しずつシミを抜いていくためです。

    「洗い張り」と「染み抜き」をともに行う上で重要なのは、洗い張りの「張り」である「湯のし」の作業を、途中に入れないことです。なぜならば、湯のしは熱を加え生地を整える作業のため、しみが落ち切っていない状態で熱を加えると、染みが落ちにくくなるからです。
    「洗い張り」と「染み抜き」の作業を繰り返し行えるのは、この二つの工程を同じ工房で行っているからです。最近では「ママ振袖」の修復依頼も多く、染み抜き等の修復だけでなく、寸法(サイズ)を変える事が出来る為、近年需要が高まっています。着物の修復において欠かせない大切な作業です。

    水性汚れには特に効果的

    汗などの水性の汚れには、特に効果的です。
    雨ジミや泥はねがひどい場合は、洗い張りが一番きれいに落とせます。
    現代の泥はねは昔の泥はねとは違い排気ガスやアスファルト等の汚れが付着してることが多いため、染み抜き後に洗い張りをするとよりきれいになります。

    また、絹という繊維を保全するためにも、何度かの生け洗いに1回は洗い張りをお勧めします。
    目安として、袷の着物で八掛(裾回し)の裾からニ寸(約6.6cm)以上汚れているようなら、そろそろ洗い張りのタイミングです。

  • 洗い張りの行程

    洗い張り

    洗い張り:洗い張りの行程は、まず仕立て上がっている着物をほどく作業から始まります。袖・衿などのパーツを縫い合わせて反物状にし、水で洗います。
    乾 燥:洗い上がった着物を影干し乾燥させます。
    湯のし:水に入るとほとんどの着物は繊維が詰まり生地が縮みます。機械また手作業により、巾を揃え風合いを整える作業を行います。

    洗い張り
    乾 燥

    洗い上がった着物を影干し乾燥させます。

    乾燥
    湯のし

    水に入るとほとんどの着物は巾や丈が縮みます。
    機械また手作業により、風合いを整える作業を行います。

    湯のし
    仕上げ

    最後に、縫い合わせたパーツを解き、アイロンを裏から当て、仕上げていきます。
    この仕上げの作業は生地の目を整えより良い仕立の作業に繋がります。

    仕上げ

  • 洗い張り 料金

    状態により数回水に通し洗います。水洗いで落としきれない汚れは有機溶剤を使用し洗浄します。
    アイロンによる生地目通しの仕上げ加工(反物)に戻す作業となります。

    ※表のみ洗張り・生地の状態・解き難・カビによる洗い等、お着物により価格が変わる事が御座います。
    お着物を見て、詳しいお見積りを出させて頂きます。お気軽にご相談下さい。

      料金(税抜き)
    留袖・色留袖
    (比翼付き)
    18,500円
    振袖(総絞り) 20,000円(26,000円)
    訪問着・付下げ 18,500円
    大島・結城 18,500円
    無地・小紋・紬 17,500円
    喪服 18,000円
    長羽織 ・ 羽織 17,500円
    道行 ・ 長コート 18,000円
    長襦袢 17,500円
    *振袖用は18,000円
    その他 ・反物納めの場合は、端縫いを解いて納品いたします。
    ・生地の状態、解き難・カビによる下洗いの有無等、お着物により価格が変わる事があります。
    ・しみ抜き代は別途となります。
    ※解き代・八掛・胴裏別途

    防水加工

    着物にシミを付けてしまったら、クリーニングや染み抜き代がかかって大変です。
    ですが、あらかじめ防水加工をしておけば、雨の日でも安心して、また泥はねや食べこぼしなどの汚れを気にせずお着物を着ていただけます。
    長く大事にしたい着物や、お茶をたしなまれている方にもお勧めです。

    防水加工とは

  • 防水加工とは
    防水加工とは

    着物の生地を薄い樹脂でコーティングすることにより、水や冷たい液体、食べこぼし等を撥水し、しみを付きにくくします。 雨シミや泥はねにも効果的であるほか、着物が湿気で縮んでしまったり、カビが繁殖するのを防ぐ効果もあります。

  • 防水加工の種類

    各業者により様々な名称の防水加工があります。
    どれを選べば良いか迷いますが、基本的には同じ樹脂加工です。業者により溶剤を希釈する割合等が多少違います。

    防水加工の持続性

    防水加工済みの着物を着用せず保管する場合は、半永久的に効果が有ると考えられます。
    しかし、丸洗いをすると防水効果は薄れていきます。特に、丸洗いに使用する溶剤に洗剤が入っている場合は、1回の丸洗いで殆ど効果が無くなる事も考えられます。
    防水しておきたい大事なお着物の場合は、丸洗いと一緒に再度防水加工をされることをお勧めします。

    風合いを損ねる可能性

    防水加工は、樹脂によるコーティングの後、熱加工により繊維の中に樹脂を浸み込ませるものです。 厳密に云えば、全く加工していない状態とは多少の違いはありますが、高い通気性があるため、極端に風合いを損ねたり絹本来の 光沢を失うことはありません。

    染め替えの出来る加工

    扇屋では、防水加工済みの着物でも、しみ抜きや洗い張りはもちろん、染め替えなども可能です。安心して防水加工をご依頼ください。

    防水加工 料金

    雨の日や水場作業にも安心!
    水に濡れると縮んでしまう恐れのある着物や帯には、防水加工がオススメです。
    お気軽にご相談ください。

      料金:反物(税抜き)
    振袖 11,000円
    表生地+八掛 10,000円
    表生地 8,000円
    6,000円
    その他 ご相談ください

    ※料金表は反物の加工価格となります。
    ※留袖 ・ 色留袖 ・ 振袖の仕立て上がり品はプラス3,000円
     その他、帯以外の仕立て上がり品はプラス2,000円

    紋入れ

    家紋とはそれぞれの家系に伝わる伝統です。

    染め抜き紋・刷り込み紋・縫い紋などの種類があり、正装からカジュアルまで、着物の種類により付け方が異なります。

    仕立て上がった着物にも紋を入れる事が出来るほか、滲んでしまった紋も元のように直すことが出来ます。

    また、紋は消す事も可能ですので、頂き物の着物で紋が違う場合は、紋を入れ替える事も出来ます。

    最近では、おしゃれ紋としてオリジナルの紋をデザインしたり、今まで家紋を持っていなくても、新しく紋を作られるご家庭も見られます。

    紋の料金

  • 抜き紋入れ
    抜き紋入れ

    正礼装・略礼装用に使用される着物に入れるのが一般的です。着物を染める前に、紋の部分をマスキングしてあらかじめ白く残す方法で製作されますが、染め上がった後でも薬品により色を抜き入れることが出来ます(使われている染料によっては色が抜きに くいこともあるため、胡粉を使用し刷り込む場合もあります)。

  • 縫い紋入れ
    縫い紋入れ

    訪問着や色無地の着物に縫い紋を入れると略礼装として着用できます。
    色糸を使いグラデーションを作ったり、金・銀糸を使用することもあります。
    菅繍(すがぬい)、まつり繍、けし繍、加賀紋や華紋など刺繍紋ともよばれ様々な種類があります。

  • 紋洗い
    紋洗い

    水がかかるなどのトラブルで紋が滲んでしまった場合、"紋洗い"をお勧めします。
    まず滲んでしまった色をまず薬品を使って白く抜き、その後上絵(墨で描く細い線、紋の文様のこと)を描き直します。

  • 紋消し
    紋消し

    譲り受けた着物の紋がご家庭の紋と異なる場合や、紋の必要性が無い場合に、紋を部分的に染め直し、紋を消す作業です。

    染め替え

    好みの変化により着物の色を変えたい場合反物に戻してから染め替えることが出来ます。

    濃い色に変える場合、今ある色の上に色を染めます。柄を染めずに地色を変えたい場合は、柄伏せをして染めます。 無地から小紋染めに変える事も可能です。

    オリジナルの着物を創ることや柄を足すことイメージが広がればそれだけ楽しく着物を創る事が出来ます。


    染めの料金

    染め替え

  • 染め替え
    染め替え

    譲り受けたり好みの変化、年齢等により着られなくなった着物はございませんか?
    "染め替え"という方法で新たな着物を作る事ができます。 染め替えによって色・形を変え、一枚の着物を永くご愛用いただけます。

  • 染め替えの流れ

    ご相談

    どんな着物がお好みか、どんな雰囲気にしたいかなどを、お客様とご相談しながら方向性を検討いたします。

    お着物の
    診断

    生地が弱っていないか、しみがそれくらいあるかなど、着物の状態を診断します。

    色・柄選び

    色見本より、染め替え可能な色の中からお好みの色をお選びいただきます。 また、今ある柄を残し色だけを変えるか、染め方はどうするかなどさらにイメージを作り上げてまいります。家紋、 刺繍、金加工などを加える事も可能です。

    採寸

    着心地の良い着物に仕立てるため、12カ所の採寸を行います。

    工房作業

    洗い張り・しみ抜き・染め工程・仕立てなどを行います。

    納 品

    御注文から納品まで、約半年程いただいております。

    【注】
    保存状態が悪く生地が弱ってしまっている場合、濃い地色から薄色への染め変えはお勧めいたしかねます。
    お客様のご希望には、できうる限りお応えいたしたいのですが、お着物により、ご要望通りにいかない場合もございます。状況をきちんとご説明した上で、最善の方法で対応いたします。

    ママ振袖・振袖のお直し

    今注目される『ママ振り』とは

    今注目される『ママ振り』とは

    近年よく耳にする「ママ振り(ママ振袖)」とは、おばあさまやお母さまなどのご家族が成人式などで着用された振袖を、娘さん、お孫さんが世代を超え受け継いで着用する振袖のことをいいます。

    では何故、『ママ振り』が注目されているのでしょうか。それは、振袖は晴れ着であるという事が大きな理由のひとつと考えられます。

    晴れ着とは、成人式や結婚式、お正月やお祭りといったハッピーな日に着用される衣装です。振袖を受け継ぐ事は、幸せのバトンの様でもあり、お母さまの成人式の思い出や、そこに立ち会うご家族の思い出が蘇る事で絆が一層深まる良い機会になる事でしょう。

    なぜ『振袖』を着るの?

    振袖の由来は、長い袖が揺れ動く様子から付けられたと言われています。この「袖が揺れ動く」という ことは、厄払いや清めの儀式にも通じ、袖を振ることで周りの人を清め、幸せを招くという意味があり、成人式や結婚式などで振袖を 着用するのは、人生の晴れの舞台で身を清めることを意味します。

    振袖は袖の長さによって大振袖・中振袖・小振袖の3種類に分かれ、袖丈が長いほど格が高いとされています。

    振袖の種類

    振袖は、未婚女性の第一礼装です。袖の長さによって大振袖・中振袖・小振袖の3種類に分かれ、袖丈が長いほど格が 高いとされています

    大振袖

    袖丈約114cmが一般的。
    第一正装で最も格調が高く、紋を五つ付けます(五つ紋)。
    花嫁衣裳や、お色直しなどに着用します。最近では成人式でも多く見られるようになりました。

    中振袖

    袖丈87cm~106cm。
    成人式や披露宴など、正式な儀式の場に着用します。

    小振袖

    袖丈76cm~86cm。
    初釜や十三参り、パーティーなどの気軽な席でも着用できます。

    『ママ振り』は価値ある着物!?

    現代の振袖には、生地にポリエステル等の化学繊維を使用され作られた物や、プリント(印刷)により柄が付けられた友禅が大量生産され多く出回っています。
    しかし、ママ振りの多くは、生地にはシルク(絹)を使用し、日本の熟練した伝統工芸技術者によって製造されたものが多く、1着の振袖を製造するに当たり、いくつもの工程があり、それぞれの職人により手作業で製造されています。
    手間の掛かる分だけ貴重であり、価値の高い振袖と言えるでしょう。

    『ママ振り』のコーディネート

    なぜ『振袖』を着るの?

    振袖は晴れ着であるとはいえ、着(る)物である以上ファッションとは切り離す事が出来ません。
    帯や帯揚げ、草履や鞄などを新調し、古いものと新しいものをうまくミックスさせてコーディネートすることで、現代に合った自分らしいスタイルでママ振袖を着ることが出来ます。受け継いだひとの好みやセンスによって、いかようにもアレンジが効き、変化させて楽しむことができるのもママ振の醍醐味です。
    扇屋では帯をはじめ、小物類のコーディネートのお手伝いも行なっております。お気軽にご相談下さい。

    『ママ振り』の修復作業とは

    『ママ振り』の修復作業とは

    きもの工房扇屋では今迄に数多くの『ママ振り』を修復してきました。その多くが30年以上前に染められた振袖です。シミだらけで、変色していてもう着られない、と 諦めている方もいらっしゃるかもしれません。しかし、経年劣化が著しいものであっても生地さえ弱っていなければ、ほとんどの振袖は修復することが可能です。修復事例として多いのは、振袖全体に原因不明のいつ付いたのかわからないような染みや、黄色い点のような変色が多く出てしまったものなどです。金彩が黒く変色していたり剥離してしまったもの、そのまま着用するにはためらう様な振袖なども多くあります。

    当店では、着物の製造工程を理解した上での修復作業を行います。

    修復方法としては、洗い張り、カビの洗浄、変色部分の漂白、友禅の描き直し、部分的な色補正(染色補正)、金彩加工などがあります。

    絹製品である着物は、何年かに一度洗い張り(水洗い)する事で末長くお召し頂けます。丸洗いや生洗いは着物のドライクリーニングです。ドライクリーニングは日常のお手入れには有効ですが、製造後一度も水洗いされる事の無かったママ振袖であれば、洗い張りをすると良いでしょう。着物の風合いは大分戻りますし、長くしまっていた時によくあるホコリっぽい臭いも解消され、何よりも着物の寿命を延ばす事が出来ます。しかし、闇雲に水洗いすれば良い訳ではありません。友禅が滲む、金彩が溶けて流れ出す等のトラブルも考えられる為、慎重に生地や染めのテストを行い一部柄を伏せての水洗いや、金彩加工を全て落とし、再度金彩加工することもあります。また、サイズが異なり着用出来ない振袖も、仕立て直す事で着る方のサイズに合わせる事が可能です。

    『ママ振り』の修復に掛かる料金は?

    ママ振りの修復に掛かる料金としてはいくらになるのでしょうか?程度にもよりますが、仕立て直す作業を行わず、現状のままでのしみ抜き(軽度の修復)の平均予算は5~10万円程です。着物を全て解き反物に戻し、洗い張り(2~3回水に入れる)、全体のしみ抜き、裏生地を新調して仕立て直す作業としての平均修復予算15~20万円程、金彩加工や重症な状態であれば20~30万円掛かる場合もあります。

    予算としてそこまで掛ける事の出来ない場合は、おまかせプランでも承りますので、ご相談下さい。見積もりは無料で行なっておりますので、お気軽にご相談下さい。

    料金の大きな違いは、修復作業に掛ける時間です。

    染みが重症な場合は、修復作業に数ヶ月かかる場合もあります。一生に一度の晴れの日に間に合うように、なるべく早くタンスから出して振り袖(ママ振袖)の点検をしておきましょう。

    振袖お直しについてのご質問

    20年以上前に作られた振袖に黄色いシミがたくさん付いています。特に白い生地の所に多くありますが直りますか?

    白い所(ごふん)には黄色いシミが出やすいのです。
    カビによる黄変も考えられるので、着物を解き反物状態にしてからシミを抜きます。生地が弱っていなければほとんどの着物は直す事ができますが、作業に掛かる期間は2ヶ月以上はみてください。
    中には1年以上掛かった例もございます。お早めにご依頼ください。

    振袖を娘に着せるのは、おかしくないですか?流行などあるのでしょうか?

    お母様の振袖を娘さんに着させたい方は多くいらっしゃいます。
    成人式のお祝いに同じ振袖を着られる事は素晴らしいと思います。お祝いの着物なので、流行りは本来は何年前の状態に戻す事が理想です。
    また、そこを目指し直しをしておりますが、どうしても振袖自体の柄が寂しい場合は刺繍や金加工を加え、更に華やかにする事も可能です。

    結婚式で振袖を着たいと思っているのですが、可能でしょうか?

    振袖の中でも第一正装で最も格調が高い大振袖は花嫁衣裳や、お色直しなどに着用します。
    その他にも「刺繍半襟・重ね衿・箱せこ・扇子・しごき」などの小物でより一層華やかに演出する事ができます。
    お気軽にご相談ください。

    結婚したら振袖は着れなくなるのでしょうか?

    通常振袖は未婚女性の礼装ですので、ご結婚なさっていたら訪問着や中振り袖、留袖、若い方なら色留袖を着ます。
    着物はお手入れやお直し次第で一生着れる物ですから、袖を短くして訪問着として仕立て直すことは可能です。
    (但し、柄合わせなど着物によっては難しいものもあります。)

    仕立て

    扇屋には専属の仕立て職人がいます。

    着物は、仕立て次第で着やすくも着にくくもなります。
    染み抜き・洗い張り・染等の作業が生きるのは上手い仕立てにかかっています。
    そのため、扇屋では選ばれた技術者により仕立てが行われます。

    「着物が身体に馴染む」「着心地が良い」と言う声も頂いております。
    洗い張りの際は仕立てもお楽しみください。

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